札幌国際短編映画祭で上映されます!
本日の北海道新聞で全編アイヌ語のアニメ作品が、明日に開幕される札幌国際短編映画祭にて上演されるという記事が掲載されております。
この映画はアイヌ語で、日本語と英語の字幕がついたアニメーションです。
きつねの体験を通して環境保護を訴える現代版カムイ・ユーカラ(神謡)。
原作・原画を担ったのは結城幸司氏。
函館市にある七五郎沢廃棄物最終処理場を訪ね、悪臭など環境悪化の現実に衝撃を受けて以来、「森も沢もない大地に命は続かない」と訴える物語を何枚かの版画にして子供達に語り聞かせてきたそうです。
そしてこの記事を誰よりも驚いていたのが祖母でした。
結城幸司氏の実父である故 結城庄司氏と祖母は一緒にアイヌ文化の活動をしていたそうです。
そして以前もご紹介しましたが、アイヌ彫刻家の故 砂澤ビッキ氏と一緒に活動していた祖母ですが、砂澤ビッキ氏を祖母に紹介してくれた人こそが結城庄司氏だったそうです。
今から30年以上も前の話ですが、音威子府を拠点とし、皆でアイヌ文化の活動をしておりました。
札幌で暮らしていた頃は結城幸司氏がまだ幼少期の時に何度も会っていたそうです。
私にその思い出を聞かせてくれていた時、懐かしく、そしてとても感激しておりました。
そして明日で祖母がビッキ氏に「アイバレー」と名付けてもらって33年になります。
この作品をぜひ見てみたいと思います。
そして、アイヌ文化がアートとして、そして北海道の良き文化としていつまでも誇り高く残っていてほしいと思いました。
祖母が制作するアイヌ刺繍の作品も守り続けていきたいと改めて感じた記事でした。